これ程までにわかりやすく"調"を使える機会も無いと思う
本人達は至って真剣に生きているので誤解を招きたくないが
昨今のメーカーというものは保守的だ
如何にして責任を逃れるかという為に線引きされた注意書き
そう
豊かな暮らしのパートナーともなると
どの辺りまで可燃物を近づけると
熱で引火するかという事を
検証データとして保有している
煙突内のどの辺りまで火柱が入り込んでいるかも知っている
複雑に屈折を繰り返す煙突のほぼ屋内全域にまで入り込む炎が
煤取り効果があることも知っている
ゆっくりとした時を過ごすパチパチと揺らめく炎とは打って変わって
フローリング材の上に直置きされたソレの中では
結構なテンションで燃え盛る薪風のものが炎の隙間からギリギリ確認出来る
ソレにどう薪を焚べるのかと尋ねると
この扉を開けるんだよ と、やって見せてくれる
大量の酸素を吸い込んだ内容物が
先程迄の倍のテンションで燃え盛る
少なからず目視で確認出来る範囲は全て炎である
豊富な経験則でギリギリのクリアランスを披露するソレは
社会に対して何かを訴えかけているかの様にも見える
以上
レポート「 薪ストーブ調焼却炉 」より