空港まで送りに行きますから
カラダひとつで来てくれれば大丈夫なんで
一緒に行きましょうよ
という甘い言葉に誘われ
いつもどおりのノリの軽さでタイ行きを決めてはみたが
出国一週間前には
カンボジアからタイへ移動してくる他のメンバーと
タイの空港から150km以上離れたパタヤで合流する話へとすり替わっていた
自ら手段を選んで移動する渡航経験も皆無に等しく
前回の出国からは15年近く経過しており
空港がどんな感じだったかも全く記憶にない中での
乗り換え込みの飛行機移動 + 長距離陸路移動
もちろん語学力もない
アクティビティは
旅行から旅へ
旅からアドベンチャーへと変化した日程初日
「行けるところまで行く」をスローガンに
立ってるのも限界に差し掛かっている
歳末の仕事納めから1時間半後には出発
う〜ん
海外旅行ってもっと前日ぐらいからウキウキした感じの筈だが
全く実感のないまま過密に組まれた移動スケジュールを坦々とこなす事に
自分の中のセーフティー圏内である
関空を無事に出国はしてみたが
この飛行機
腰角度90度
膝角度93度の鬼のような狭さ
もちろん一睡もできぬまま
今回のスケジュール最初にして最大の難関である
広州白雲空港での乗り継ぎへとコマを進める
ココで航空会社も変わるので
一度チェックインしなおさないといけない
少し時間も押していて
今思えば普通にわかっている人間が手続きしても
まあまあタイトなスケジュールだったのだろう
とりあえずジェスチャーというか
指差確認でチェックインカウンターに行きたいと伝えてみたが
レスポンスとして入手できた情報は「遠い」という事だけ
これ以上話すと完全に乗り継ぎに失敗する空気が流れ出してきたので
ダンマリを決め込んでみる事に
作戦の甲斐あって
究極の安心感 OK と STAY HERE を引き当てる
あとは搭乗券を自分の代わりに入手してくれたスタッフが
セーフティーエリアまでエスコート
無事に中国を出国